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　今日紹介するボードゲームは「ヒストリーオブザワールド」（アバロンヒル）。このゲームはエジプトやメソポタミア等、文明の曙となる時代から、産業革命を経て７つの海を制したイギリスまで、およそ約4000年の人類の歴史を題材にした壮大なスケールのボードゲームです。ゲームの進行は第１〜第７エポックまでの７ターンに別れており、プレイヤーは各エポック毎に一つの国を担当します。各エポック毎に登場する国家には、当然弱小国もあれば、強大な帝国も存在します。カエサルのローマ帝国やチンギスハンの率いる元等はとても強力だったりします。当然これらの国を担当したプレイヤーが有利ではあります。しかしこれら強力な国を担当すれば、次の時代の担当する国を決定する時にカードを引く順番が遅くなる事が多いので、次のエポックでは、あまり良い国を選択できない場合が多くなります（人からしょぼい国を押し付けられたりします）。この辺の国の選択ルールがまた秀逸だったりします。

　今回は、中盤に担当したイスラムのジハードによりリードを奪い、トップを走っていたものの、最終第７エポックで、アメリカを押し付けられ、最後にフランスを担当したプレイヤーに差しきられてしまいました。

　時間のかかるゲーム（約５〜６時間）ですが、マルチプレイヤーズゲームが好きな方にはお勧めです。