卓上遊戯創造館別館

ボードゲームの紹介等

今年最後に遊んだのは「チグリス・ユーフラテス」


<セパレーツ>



 シンプルなパズルゲーム。ボード上の一列1マス分移動させ、元のコマの塊から分離出来れば、小さい塊のほうをボードから取り除いていき、更に連続して手番を行う事ができる。自分の色のコマを一番はやく、すべてボード上から取り除いたプレイヤーが勝ちだ。
 見た目は地味だが、なかなか面白い。雰囲気的には、ハイパーロボットの様な感覚。手番の連続で一気に勝利に持ち込めた時は、気持ちが良い。プレイ時間も1ゲーム10分程度。他卓の終了待ちの時にでもサクッと遊べるので、重宝しそうなゲームだ。




アルカディアの建築>



 ドイツゲームメーカーの雄・ラベンスバーガー社が満を持して発表した新作ボードゲーム。建物を立てて、紋章を獲得し、それをいかに高く売り抜けて大金持ちになるかを競う。システム的には、陣取り系のゲームだが、紋章の相場変動というスパイスが効いていて面白い。売りそびれた紋章は最後には価値がゼロになる可能性もある。あまり欲張らずに売買のタイミングを見極める事が重要だ。コンポーネントも豪華で、見た目も大変美しい。ドイツゲームの王道を追及した様なゲームだ。




<チグリス・ユーフラテス>



 今年最後のトリをつとめたのは、大御所ライナー・クニツィア博士の作品の中でも、フリークの間では、名作中の名作と評価の高い「チグリス・ユーフラテス」。1998年のドイツゲーム賞作品だ。実はこのゲーム。随分前に購入していたのだが、なかなか遊ぶ機会に恵まれず今回が初プレイ。
 感想はずばり、さずがはクニツィア先生の代表作と呼ばれるだけの事はある。文明が勃興し・争い・統合されていく様が見事にボード上に表現される。大きな戦争がおきた後のボード上の変化は、まさしく「国敗れて山河あり・・・」といった感じだ。プレイヤーの戦略の幅も広く考えさせられる事も多く、まさしくやり応え満点。早いうちにもう一度、再戦してみたいと思う。




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