卓上遊戯創造館別館

ボードゲームの紹介等

交易を繰り返しながらシルクロードを進め

stelmos2006-11-23



 今日紹介する新作ゲームは、「シルクロード」(Z-MAN GAMES、作:Bruno Faidutti)。タイトルの通り、中国からペルシャまで続くシルクロードを舞台にしたゲームだ。概要は、プレイヤーはキャラバン隊の一員になり、長いシルクロードを旅する。途中に立ち寄る都市毎に、商品を仕入れたり・交換したり・売ったりしながら、お金儲けを行う。ゴールのペルシャに着いた時、一番多くの財産を残したプレイヤーが勝ちだ。


 システム的には、都市毎に、各プレイヤーはアクションを行うのだが、アクションタイルの種類と枚数が決まっており、そのアクションタイルをめぐって最初に競りを行う。といっても一番手に行動する権利のみの競りで、2番手以降のプレイ順は、前の手番プレイヤーが指名する形になる。そこで、重要になってくるのが、他プレイヤーの所持する商品やお金等の懐ぐあい。基本的には、つい立で隠されているので、これらを正確に把握する事はできないが、これまでの行動で、なんとなく推測する事ができる。上位のプレイヤーに都合の良いアクションを選択させない事が重要だ。


 個人的な感想は、傑作でも駄作でもなく、無難にまとめられたゲームという感じだ。ようするに佳作クラス。あえて言うなら、序盤から終盤まで一本調子で進んでいく所がいまひとつ盛り上がりに欠ける原因ではないだろうか。


人気blogランキング(ボードゲームその他部門)へ