卓上遊戯創造館別館

ボードゲームの紹介等

 ドイツゲーム大賞作品でも日本ではあまり売れない

stelmos2006-10-14



 以前、日本語版「チケット・トゥ・ライド」がどれぐらい売れるか予想するブログ記事を書いたが、どうやら売れ行きはかなり苦戦している模様だ。(バンダイさんも頑張っていると思うが初年度5万個は、今の日本の市場だと難しいだろう)と言うのも今日ある玩具量販店で、2400円で投売りしているのを見つけてしまったからだ。(先週まで、2800円だったのにどうして急にディスカウントされているのだろう)おそらくこの様子だと、各玩具店仕入れた初期ロット分も満足に消化されていないだろう。(専用販売什器も撤収されているし、よく売れているのなら、専用什器をそのままにして、常に在庫の補充をするハズなのだが


 やはり、日本ではボードゲームを大きく販売するのは無理なのだろうか?(そんな事はないと思うが、日本の玩具メーカーも有効なマーケティング手法が見つからず暗中模索状態なのだろう) 「チケット・トゥ・ライド」も「カタン」もドイツゲーム大賞を受賞した名作中の名作。にも関わらず、日本の市場では今ひとつ売れていない感じだ。この調子だと、どんな名作ゲームを日本で発売してもあまり売れないのではないかと思ってしまう。日本人はあまりボードゲームというホビーを好まない体質のだろうか?(そんな事はないだろうが、日本人は忙しく、友人宅に集まって余暇を過ごす習慣もあまりないので、多人数が集まって遊ぶボードゲームがなかなか普及しないのだろう


 ここ数年、多くの玩具メーカーボードゲーム市場を開拓しようとチャレンジしてきた。しかし、成功らしい成功はほとんど収めていない状況だ。定番として残りそうなのは「ブロックス」ぐらいのものである。その他のものはひっそりと投売りされて市場から消えていくのだろう。殆どのメーカーが正しく「竜頭蛇尾」。はじめは勢い盛んも、知らない内に撤退している。(もう少し、メーカーさんも長期的な視点でボードゲームに取り組んで欲しいなあ


 もはや、私達フリークも「ボードゲームがメジャーなホビーになる」等と過大な期待を抱かない方が良いかもしれない。(本当はもっとメジャーになって欲しいが、今の現状では厳しいのかな)ひっそりと仲間内で楽しめればそれでいいじゃないかと思ってしまう。(本当はフリークだけでなく、色々な人と楽しみたいが・・・)大手メーカーが撤退しても「メビウス」と「バネスト」がある限り、我々が欲しいゲームは手に入るのだから・・・(本当は、大手玩具メーカーがどんどん良質のボードゲームを発表してほしいが、あまり儲からないから難しいのかな。大手メーカーのマーケティング担当者は短期での売上げ・利益の結果を求められるので


注)10月16日、赤字にて補足を行う


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