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ボードゲームの紹介等

絶版ゲームを電子データ化してフリークに提供

stelmos2006-10-12



 先日、「ボードゲームの複製について」ブログの中でも述べたが、入手困難な絶版ゲームについては、複製する以外、手に入れる方法がないと思っていた。しかし、メーカーにもファンにも双方メリットのある形で、これらを提供する方法を思いついたので、述べてみたい。


 その方法とは、絶版ゲームをメーカーが電子データ化して安い価格でファンに提供するというもの。具体的にはファンはネット等を通じて、絶版ゲームのルールの他、ボードやカード等のコンポーネントをPDF形式の電子データで購入する。そして、実際にプレイしたくなったら、自宅のパソコンのカラープリンター等で印刷し仕上げればよい。これで、メーカー公認の複製ゲームの出来上がりである。


 もちろん、この方法にも問題がない訳ではない。流通サイドの利益を保証する意味でも、流通在庫がある程度消化されるまで、電子販売は控える必要があるだろう。また、木製の駒等のコンポーネント等は、電子データで販売する事はできない等の問題がある。(ただし、フリークなら木製駒を用意する事ぐらいは容易なハズだ)


しかし、電子データ化する事により、新たな付加価値を生み出す事も可能である。製版印刷して生産する必要がないので、在庫リスクはなくなるし、生産コストはほぼゼロになる。それにより生産ロットを気にする必要がないので、多言語展開が可能なハズだ。「プエルトリコ」の完全日本語版等も電子データ配信なら可能ではないだろうか・・・。


ボードゲームメーカーさん、この方法いかがでしょうか? 是非検討してみて下さい。


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