卓上遊戯創造館別館

ボードゲームの紹介等

新作には、「当り」もあれば「ハズレ」もある。


<ジンギス・ハーン(ウイニングムーブ社)>



 モンゴル・中国大陸を舞台にしたレオ・コロビーニの新作。スタック&記憶系のゲームだ。プレイヤーは大陸を移動していきながら、自分の勢力を拡大していくのだが、その際、コマを一枚伏せて配置する。ただしコマはプラス点・マイナス点の両方があるので注意。マイナス点のコマは最終的に自分のマイナス点になる可能性もあるが、自分のコマの上に他プレイヤーのコマがスタックしてくれたら、相手に打撃を与える事ができる。そう、一番上にスタックされたコマのプレイヤーがその土地の支配者だからだ。また「万里の長城」を上手く使って相手の侵入を防御するのもゲームのポイントになる。
 遊んだ感想は、万里の長城やスタックされるコマ等、見た目は派手派手しいが、ゲームの進行は割りと淡々としていて、若干盛り上がりに欠ける。私的には、それ程高い評価をつけられないといった所か・・・



<ベネチィアの柱(ゴルドジーバー社)>



 水の都ベニスを舞台に、杭を打ち、その上に街を建てるゲーム。舞台設定やコンポーネントを見た限りでは、なかなか面白そうなゲームだ。しかし実際は、あまり面白くない。淡々と手番をこなすだけの感じがする。行動の選択も、5枚のカードの中から好きなものを1枚プレイするのだが、それ程、戦略的な思考を要求されるものではない。基本は自分で杭を打って、自分で街を建設するだけだ。ゲームの途中で既にゲンナリした様子のメンバー。新作の中には当たりもあればハズレもある。そういい聞かして最後までプレイするのがやっとのゲームだ。



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