卓上遊戯創造館別館

ボードゲームの紹介等

アドラングシュピール

stelmos2006-11-18



 「山椒は小粒でもピリリと辛い」そんな形容がぴったりのボードゲームメーカーがドイツにはある。社名は「アドラングシュピール」。同社は、小さい箱に入ったカードゲームを毎年出版しており、「フェレータ」「ケープからカイロまで」等でアラカルト・カードゲーム賞を受賞した実績がある。


 同社のゲームの特徴は、なんといってもそのコンポーネントに制約をかけている所だ。基本的に、どのゲームもカード60枚以内のみで構成されている。また、パッケージやカードのデザインも個性的で美しい。デザイナーはこの制約の中で、いかに斬新で面白いゲームを創れるかが試される。今年のエッセンでも、「ピラミッドの呪縛」「悪魔城への馬車」「マニマル」等の新作を発表し、その健在ぶりをアピールしている。


 個人的に同社の「カード60枚」というフレームが大変気に入っている。60枚という数字は、非常に美しい。2〜6までの数字ですべて割り切れるので、これらの人数にカードを配った時に余りがでない。また無理なく一度にシャッフルできる枚数でもある。


カードゲームにおいて、60という数字は理想の枚数なのかもしれない。


<アドラングシュピール公式サイト>
 http://www.adlung-spiele.de/
<アドラング夫妻インタビュー記事>
 http://www.ps-hiroshima.com/index.htm


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