イスタリ社、期待の新作「イスファハン」
今回紹介するのは、イスタリ社の新作「イスファハン」。イスタリ社はフランスの新興メーカー。最近「ケイラス」「ミケリノス」等フリーク向けの良作ゲーム立て続けに発表して、ファンの注目を集めている。今年のエッセンでの窓口調査でも、「イスファハン」は高い評価をされており、来年度のドイツゲーム賞の本命候補と言えそうだ。
ゲームの概要は、プレイヤーは「砂漠の商人」となってイスファハンの街で、交易を行うと言うモノ。街の商店に交易品を陳列したり、キャラバン隊を交易に出して得点を獲得するのが基本。また儲けた富を投資して、様々な特権を手に入れることも大切だ。
システム的にも少し変わっている。まず9つのダイスを振り、同じ目のダイスを一まとめにして、行動ボードの上に配置。それを親から順番に一つのダイス目を選択してアクションを行う。行動ボードには、ラクダを手に入れる。お金を手に入れる。お店に商品を陳列の3つが基本。基本行動を行いたくない場合は、特殊カードを引くか、キャラバン隊を交易に出す事もできる。
これらのアクションを駆使しながら、ゲームは進行していくのだが、得点の手段は様々な方法があるので悩ましい。交易品を露店に陳列するのを優先させるか、キャラバン隊を派遣して得点を重ねるのか、それとも早めに特権を充実させて、後半の追い込みに賭けるのか・・・等。この様に色々と戦略を立てるが面白い。しかし、ダイス目の個数と言う運の要素もあるので、上手くいかない場合もある。そこがまたこのゲームの面白い所だ。
個人的には、かなり気にいった。最近、欲しいと思えるモノが少なかったが、これは、手に入れたいと思う。フリークならズバリ「買い」のゲームだ。
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