きっこのブログが本になった

　日本ブログ大賞2006を受賞した「きっこの日記」が本として発刊された。ブログの方は、今年になってから読み始めたので、同書を手にして初めて昔の記事を読む機会に恵まれた。

　同書には、2001年〜2006年までの日記の中から、作者や編集者が抽出した傑作47編が掲載されている。身上話、芸能、俳句、社会、政治･･･等、様々な話題を「きっこ」独自の文体で綴りながら、遠慮もなく自分の考えを発露している。また、政治家や権力者の悪行を徹底的に糾弾している様は、読んでいて痛快な気持ちになった。

　ただし、最近ブログで公開されている記事に関しては、ちょっと個人で書ける内容ではないと思う。明らかに、複数のジャーナリストが毎日ネタを提供しているとしか思えないディープな内容が多い。個人の趣味で運営するブログで、更新できる質量をはるかに凌駕しているからだ。

　もし、現在、「きっこのブログ」が、きっこさん個人で制御できるレベルを超えている様なら要注意だ。私がもし彼女の恋人ならこう言うだろう「政治関係のネタはもう止めた方が良い。これ以上やると命を狙われる危険性もあるから･･･。ブログを続けるのなら、無難な趣味や芸能の話題にしてくれ、私は君の事が心配でならない」と。

きっこの日記

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