卓上遊戯創造館別館

ボードゲームの紹介等

 「サイコロ」その一振りにすべてを賭けて


 「キャントストップ」「ヤッツィー」「グリード」「ナッシュ」「フォレロッテ」・・・ボードゲームの中には「サイコロ」が活躍するものが多数ある。いやこれらのゲームはダイスを振るという行動そのものがゲームの中心であるといってもよい。良い目が出ろと心の中で叫びながらダイスを振る。そして出た目に一喜一憂する。凄い目が出て一発逆転した時等は理屈抜きでうれしくなれる。そんな熱くなれる瞬間を味わえるのがダイスゲームの特徴だ。


 「サイコロ」というアイテムは基本的には、どの目が出るかわからない単なる確率の道具だ。しかし、これにルールを加える事により状況判断等の戦略性が生まれるのである。例えば「キャントストップ」これはサイコロの組み合わせにより登頂ルートが変わってくる。「1、1、6、6」の目が出た時、7のルートを選択して堅く進む事もできるし、2と12のルートを選択して、最短距離を狙う事もできる。それはプレイヤーの選択次第である。また途中で手堅くキャンプを張りながら進むもよし、一気に頂上を目指すもよし、これもプレイヤーの決断に委ねられている。


 とにかく、一瞬の状況判断、そしてダイスを振る刹那の瞬間。ダイスゲームには他のゲームには無い躍動感がある。皆さんもたまには「ダイスゲーム」で熱くなってみてはいかがでしょう・・・。


 最後に、今年もドイツゲーム大賞を取れなかった無冠の帝王「ライナークニツィア」先生が考案されたダイスゲーム「デカスロン」(フリーゲーム)のルールを下記に公開しておりますので、遊んでみて下さい。


デカスロン 日本語ルール訳>
 http://www.geocities.jp/stelmos2002/decathlon.htm