パズルを使ってゲームを創る
先日お伝えした様に、パズルに追加のルールを加えると立派なゲームになる事が多い。今回は、実際に「ソーマキューブ」(ブロックバイブロック)を使ってゲームを考えてみる。ソーマキューブとは、7つの立体ピースを3×3×3の立方体に組む有名な箱詰めパズル。また立体のタングラムとも呼ばれ、ピースを使った「犬」、「さそり」「ソファー」等様々な造形問題がある。現在はハナヤマ玩具等から「ブロックバイブロック」等と言う名称で販売されている。
<早解きキューブ>
人数分のソーマキューブを用意して、誰が一番早くカードに書かれている問題を解いたかを競うゲーム。一番早く解いた人がその問題が書かれたカードを手に入れます。3枚のカードを早く集めたプレイヤーの勝ち。一問あたりの制限時間は5分。
この様に「ソーマキューブ」というパズルも、多人数で早解きすると言うルールを付け加えるだけで、立派なゲームになるのである。また「イージーキューブ」(学研)や「タングラム」等のパズルも同様の方法でゲームとして楽しむ事ができるのだ。
ただし、この方法でゲームとして楽しむには難しいパズルもある。それは難解なパズルやジグソーパズルの様に時間が掛かるもの。また一度解き方をマスターしてしまえば終わりになる「知恵の輪」や「キャストパズル」もゲームにするのは難しい。すなわち、ゲームにしやすいパズルとは、多くの問題が収録されており、かつ一つの問題は比較的誰でも簡単に解く事ができるという条件が必要なのである。
- 出版社/メーカー: ハナヤマ(HANAYAMA)
- 発売日: 2004/09/14
- メディア: おもちゃ&ホビー
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