卓上遊戯創造館別館

ボードゲームの紹介等

ボードゲームユーザーの分類


 ここまでは、主にメーカーと流通の事についてふれてきたが、今回は私たちボードゲームユーザーの事についてふれてみたい。
 一言、ボードゲームユーザーと言ってもその実態は様々。メビウス便等にも入会し、家の中がボードゲームであふれかえっているヘビーなユーザーもいれば、旅行等の時に軽く「ウノ」等を楽しむライトユーザーも多く数存在する。これら多様なユーザーを同時に語る事は難しいので、まずはユーザーの分類から始めてみる。
大雑把だが、1.プレイ頻度、2.プレイ種類、3.購入頻度、の三つの観点より分類してみると

 
<1.コレクター兼ヘビーユーザー> 
 ボードゲームサークル等の例会によく参加したり、自宅ゲーム会等を主催したりするコレクター兼マニアックな人々。購入に関する意欲も強く、メビウスやバネスト等の専門店やインターネット通販、個人輸入等、あらゆる手段を講じてゲームを入手する。購入する頻度も多いので、当然、プレイするゲームの種類も多い。膨大に膨れ上がるボードゲームを如何に収納するかが悩みの種となっている。


<2.ノンコレクター・ヘビーユーザー> 
ボードゲームの例会には良く参加するが、購入意欲は低く、ボードゲームを買う事はめったにない。かといってボードゲームに対する愛着が低い訳でなく、例会等でプレイしたゲームの記録を手帳につけたりしている。基本的に1との違いはボードゲームをよく買うか買わないかだけ。


<3.ライトユーザー> 
ボードゲームの例会等には参加したことがなく、ドイツゲーム等、輸入ゲームの動向等についてはあまり造詣が深くない。しかしながらゲーム自体には興味があるので、テレビゲームや携帯アプリゲームはプレイする。「ウノ」や「トランプ」等のメジャーなアナログゲームはたまにプレイする。


<4.ノンユーザー>
 ボードゲームに対して全く興味がなく、プレイすることもほとんどない。ごくたまにトランプ等を付き合いでするケースもあるが、あまり面白いとは思っていない。ゲーム自体にもあまり興味がないので、テレビゲーム等もほとんどプレイする事はない。


 とりあえず上記の4つに分類してみた。人口比率的に見た場合、1、2のプレイヤーはごく少数(私の何の根拠もない個人的な推定では全国で1万人程度)で、まだまだ国民のほとんどが、3もしくは4に分類されるプレイヤーと推測される。こうしてみるとまだまだボードゲーム自体がマイナーな存在であり、今後いかに認知度を高めていくかが大きな課題である。
 これはある意味、成熟したテレビゲーム市場等と違い、メーカー等にとってはまだまだ未開拓の市場が広がっていると言えるのではないだろうか