卓上遊戯創造館別館

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とんだ災難

 
 今日は東京出張。9時27分発新幹線の指定席を予約して新大阪駅についた。するとなにやら騒然としている。静岡駅で人身事故との知らせ。そのせいで、朝の新幹線は上下線とも運休。ホームで待たされるビジネスマンたちは苛立ちを隠せない。ようやく11:00頃復旧したものの、私が予約したいた「のぞみ」は新大阪発のため完全運休。指定席券がパーになってしまった。それでもなんとか他の「のぞみ」に乗り込んで、東京へと向かう。ところが今度は、過密ダイヤになってしまったのか、東京駅のホームが満線状態。静岡を過ぎたあたりで、再び停車。その後は各駅に停車しながらのろのろ進む。やっとの思いで、東京にたどり着いたのは、なんとPM4:00頃だった。


 おかげで、今日一日は、ほとんどの仕事のアポイントをキャンセルするハメに。先方も事故の事はネットのニュース等で把握していたので、同情はされたものの、明日以降のスケジュールが過密になってしまった。どうやら今回の事故は自殺目的の模様。追い越し車線の上に人が降りているのを駅員が発見して、緊急停止ボタンを押したが間に合わなかったらしい。


 自殺した本人は「のぞみ」に轢かれて「のぞみ」が叶ったのかもしれないが、のこされた家族の気持ちを考えた事はあるのだろうか? 肉親を失った悲しみの上に、JRから大きな損害賠償を請求されるかもしれない。今回は3時間以上の遅延なので、特急料金は払い戻しになる。この特急券の払い戻し金額だけでもJRが損害賠償を求めてきたら、少なくとも本人名義の財産は賠償に当てなければならないので、のこされた家族の生活は厳しいものとなるだろう。


私は自殺した本人に言いたい。


あなたは「のぞみ」に轢かれて本望かもしれないが、残された家族はすべての「のぞみ」を失ったのだと…