引退の理由は居住性の悪さ

　世界最速300キロを誇る新幹線500系が東海道から引退するという。どうやら居住性の悪さが引退の理由らしい。

私も東京出張の機会が多いので、よく新幹線を利用する。たしかに東京〜新大阪間を約２時間30分で移動できるのはあり難いが、快適な移動とは言い難い。特に、金曜日の夕方以降の東京発の下り便は最悪だ。出張帰りや単身赴任者の帰省が重なるため、常に満員状態。事前に指定席を予約しようにも、仕事が何時に終わるか分からないので、予約の仕様がない。18時以降に最寄駅で指定席を取ろうと思っても、金曜日は厳しい状況。しかたがなく自由席で帰る事が多いのだが、これが最悪である。東京駅で30分以上並ばないとまず座れない。ようやく座席を確保しても、立って帰る人が通路に溢れている状況の時もある。そんな時は最悪だ。ワゴン販売も来ないし、トイレに行きたくても簡単に行けなくなってしまう。

　しかしこんな混雑時でも、グリーン車は比較的すいている。疲れた時などは、差額は自腹でも良いので、グリーン車でゆっくり帰りたい時もある。しかしそれは無理な相談らしい。会社から支給される新幹線の回数券では、切り替えが不可能との事。回数券にこんな落とし穴があるとは思いもよらなかった。

　それならば、ＪＲも少し考えてもらいたい。金曜の夜はグリーン車を減らして、自由席車を増やすとか、全席自由席の列車を走らせるとか･･･　なんとかならないだろうか。お父さんたちは疲れているのだ。

当サイトはブログランキングに参加しています。読んだらポチッとお願いします。
人気blogランキングへ