卓上遊戯創造館別館

ボードゲームの紹介等

今年のマイワーストゲーム

 2005年も残すところあと3日となってしまいました。今年も様々なボードゲームで遊びましたが、今回は特に「2005年度マイワーストゲームベスト3」を発表いたします。


第3位「黄色が勝ち」(コスモス)

黄色が勝ち

 イタリアの「スコーパ」というトランプゲームを元に製作されたゲーム。場札と同じ数字のカード又は合計で同じ数字になるように複数のカードを出します。はっきり言ってこの手札の引き運がすべて。なにが面白いのかさっぱりわかりません。ただ、元になった「スコーパ」がおそらくギャンブルゲームなのではないでしょうか… ギャンブルゲームはお金を賭けないと一つも面白くないものが多いですから(バカラ等)



第2位「ドラゴンライダー」(アミーゴ)

ドラゴンライダー

 カルカソンヌの作者とカラバンテの作者の合作、ドラゴンに乗ってレースをするといういかにも面白そうなテーマで、大いに期待していたゲームですが見事に裏切られました。基本的には、スピード毎に分かれたゲージを使って自分のドラゴン駒を移動させていくのですが、ミリ単位の緻密さをゲームとして要求しておきながら、コマの大きさや重量感の無さから直ぐにコマがずれてしまい。結局すごく大雑把なゲームになってしまいます。
はっきり行って期待はずれ!!



第1位「トリタイル」(日経BP社)


 日経BP社がブレインプラスシリーズとして出したゲームの一つ。複数の遊び方(ルール)が掲載されていますが、どれもカードの引きの要素が強すぎて単なる運ゲーです。このゲームを紹介している同社のサイトでは、現役の数学教師が考案した、オリジナリティ溢れる全く新しいカードゲーム。様々な色や模様を識別する認識力と瞬発力、すばやい計算力、類数力が鍛えられます。等となにやらスゴイ事が書かれていますが、必要なのは小学2年生程度の計算力とあとは良いカードを引いてこれるかどうかの運だけです。
 まあ、このゲームに対して日経BP社は面白度で5つ星(5段階評価)をつけている。おそらくまじめにテストプレイすらしていないに違いない。最近の「脳内トレーニング」ブームに便乗して出しただけじゃないだろうか… 一緒にプレイした他の人たちも一様に声をそろえてつまらないと言っておりました。はっきり言って論外のゲームです。