卓上遊戯創造館別館

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坂の上の雲


 最近、出張が多く少々疲れ気味。しかし新幹線等、移動中は暇なので、たっぷりと読書の時間が取れるのが救いである。この時間を利用して司馬遼太郎の長編歴史小説坂の上の雲」を読破した。同小説は、四国伊予松山に生まれた軍人・秋山好古、真之兄弟と俳人正岡子規の3人を主人公にして、激動の明治時代を生きる人々を鮮やかに描いている。前半は3人の青春時代を中心に進行し、中盤以降は、国家存亡の命運をかけた日露戦争に舞台を移し、開戦から旅順要塞戦・奉天大会戦・日本海海戦等を経て終戦にいたるまでを詳しく描いている。この本を読んで、明治を生きた人々の底知れないエネルギーは何だったのだろうか・・・と改めて感じさせられた。
 

坂の上の雲 <新装版> 1

坂の上の雲 <新装版> 1