卓上遊戯創造館別館

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水平思考トレーニング

最近、つくづく頭が固くなってきたと感じている。
子供の頃は、もっと空想力や想像力にとんでいた。
しかし、最近はどうだろうか…


身につけた知識や社会常識等が、自由な発想を除外していると思う。
要するに「頭が固く」なってきているのだ。


物事を論理的に考える技術は、社会人になっても必須のスキルには違いない。しかし、それだけでは不確実性の増している今日、十分とは言えない。最近は創造するスキルが重要になってきているからだ。


クリティカルシンキングよりもクリエイティブシンキング。
垂直思考だけでなく水平思考が大切になってきている。


しかし、水平思考は垂直思考よりも圧倒的に鍛えるのが難しい。仕事や日常生活の中で、垂直思考は訓練されていくが、水平思考に関しては、ほとんど訓練される機会がないからである。


そうなると、水平思考を鍛えるためにはどうすれば良いか?
自分の余暇時間を使って意識的に鍛えていくしかないと感じている。
しかし、どのようにして鍛えればよいのだろうか?

そこで、国語辞典からランダムに2つの言葉を拾いだしてそれを結びつけてみる。


ひとつめのキーワードは「三角形」
ふたつめのキーワードは「食欲」


さてこの2つのキーワードを結びつけて自由に考えてみる。
論理的にきれいにまとめようとするのではなく、頭に思い浮かぶまま、自由に思考を展開する。


三角形の形をした食べ物は存在するのか?
ある平面から見た時に三角形に見える食べ物はある。
たとえば、おでんのこんにゃく、ショートケーキ、…


しかしピラミッドの形をした食べ物はほとんど見たことはない。立方体や直方体の食べ物ならいくらでも思い浮かぶ。加工食品は立法体のものが沢山ある。豆腐、チーズ、角砂糖・・・


なんとかピラミッドの形をした食べ物を思い浮かべようとするが、思いうかばない。


なぜピラミッドの形をした食べ物はないのだろうか?
今の食品加工技術なら三角錐の形に成型する事等造作もない事だと思う。にも関わらずピラミッド型の食品はほとんどない。


理由を考える。
・口に入れた時の舌ざわりや感触がイマイチ?
・先端部分が壊れやすい。


「壊れやすい!!」


と言う事は溶けやすいと言うことにはつながらないだろうか…
通常のカレーの固形ルーは直方体。ピラミッドの固形ルーはどうだろうか? 


しかし、これは現実味が無い
溶けやすくするだけなら、粉末にした方が良いにきまっている。


なんとか三角形と食欲を結びつけようと奮闘するものの、あまり良い考えが浮かんでこない。


なんとかしなければ…
考える・思考する…


そうだ、昔、おかんに言われていた事を思いだした。


「好きなおかずばかり食べてないで、ちゃんと三角食べしなさい」


「おかず」と「ごはん」と「お味噌汁」、三品を順番に食べるから「三角食べ」という。


なるほど… よく考えられた表現だ…